ポジティブに捉える

社会人にとって、人事異動は珍しいことではありません。
製造の仕事をしていたのに営業部に異動することになるなど、仕事内容が大きく変わることもあります。
会社命令である以上、自分の感情一つで異動に抗うのは難しく、ネガティブな態度を前面に出せば会社の意向に歯向かったとして印象が悪くなる可能性もあります。どんなに無茶な異動であったとしても、会社側は意図をもって要求しているため、基本的には従って新たな場所で頑張るしかないのです。

残念ながら期待されていないがための異動もありますが、期待されているからこその異動もあり得ます。
例えば製造の現場で働いていると、なかなか外に出て取引先と交渉などをすることはありませんが、営業になると逆に外に出てばかりになります。当然、製造には製造なりの大変な部分があり、営業に関しても同じです。そこで、異動によって両方の大変な部分を経験すると、より会社のことを知り尽くした人材となれるため、重宝されるでしょう。
そのため、製造の仕事をしたくて選んだ職場で異動になったとしても決してネガティブに捉えるのではなく、新たな視点を身に付けることができるチャンスだと捉ることが大事です。

逆に、明らかに期待されていないがための異動であっても、投げ出してはいけません。
なぜなら、本当に会社から見捨てられているのであれば、解雇されるはずだからです。解雇されないということは、まだまだチャンスを与えられているということなので、新たな部署で再出発するより他はありません。
自分の希望にそぐわない異動であっても、ポジティブに捉えるべきでしょう。

Comments are closed.